医療法人社団 瀬田川病院
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認知症疾患医療センター

  1. よりよいケアのために当院におけるケアの目標
  2. ケアの目標の度合い
  3. 識別判断・治療方針の測定
  4. 保険医療・福祉関係者への技術援助
  5. 関係機関への調整
  6. 認知症疾患医療センターのしくみ

● よりよいケアのために当院におけるケアの目標

 瀬田川病院では、「認知症」というハンディキャップを持った方が、尊厳を保ちながら生き生きと生活できるよう、
取組んでいます。
 もの忘れが気になる方、「ひょっとしたら認知症の始まりでは?」とご心配の方のご相談をうけたまわります。
また認知症のご家族のことでお悩みの方のご相談も承ります。


● ケアの目標の度合い

下記は、「アジサイ」の数でケアが必要な度合いを表しています。
※「アジサイ」は『こころの看護の日』である7月1日の誕生花です。

認知症高齢者のケアを行う際に、転倒を予防する、点滴を抜かれないようにするという理由で、やむを得ず患者さんの手足を抑制することが、かつては多くの病院で行われていました。

 しかし近年、抑制することにより得られるメリットよりも、抑制することで失われるデメリットの方がはるかに大きいことが指摘されるようになりました。抑制することにより、たとえば全身の筋力が低下し、褥瘡(床ずれ)ができやすくなります。また、認知症を進行させたり、興奮や暴力行為などの問題を引き起すこともあります。

当院では研修会やケースカンファレンスを繰り返し、抑制廃止に向けての取り組みを進めています。

急性の疾患(たとえば肺炎)の場合、治療にかかる日数は限定されており、その間はなるべく安静に過ごしていただくのが従来の医療です。言いかえれば、治療のために日常の生活を中断することができます。しかし、認知症は慢性的で、生活そのものを巻き込んだ病気です。したがって、治療と生活は平行して行わなければなりません。さらに踏み込んで言えば、生活の援助こそが治療でありケアなのです。

当院では作業療法・レクリエーション・リハビリテーションなどによって、日々を活発に過ごしていただくことにより、廃用性の変化(頭や体を使わないことにより、その働きが衰えてしまうこと)を防ぐよう努力しています。

認知症が進行すると、これまでできていた生活上の動作が、徐々にできなくなっていきます。たとえば、毎日料理を作ってきた人が、作れなくなったり、気候にあわせて服を選んだり、それを着ることができなくなったり、さらにはトイレやお風呂に一人で入れなくなったりします。

 一方、アルツハイマー型認知症など多くの認知症では、手足の麻痺はかなり進行した段階になるまであらわれません。一つ一つの動作はできるのですが、それらを目的を持ったまとまりのある行動にまとめることができなくなるのです。また、「認知症だから」という理由でいろいろな行動をさせないことにより、残っている能力を発揮できなくなってしまうこともあります。

当院では認知症高齢者の生活動作障害を適切に評価し、日常生活上の動作が自力でできるよう援助しています。

残念ながら、認知症が高度に進行すると、言葉を発したり体を動かしたりすることが、だんだんできなくなってしまいます。このため、食べ物を自力で食べることができなくなったり、うまく食べられないことにより、肺炎や低栄養などの合併症になりやすく、またご自分の症状を伝えることができないため、症状が重症になりやすいといわれています。認知症のある方は、同じ年齢の認知症のない方よりも、他の病気になりやすく、死亡率も高いことが知られています。

当院では、可能な限りご自分の口から食べ物を食べていただくことを原則とし、合併症を防ぐケアをしています。また終末期にあたっては、ご本人・ご家族の意志を尊重しつつ、ホスピスケアの視点も取り入れながら治療を進めるよう努力しています。


● 識別判断・治療方針の測定

 問診・画像検査・心理検査などを行い、認知症かどうか、認知症の原因は何かなどの診断をおこないます。お薬による
治療や、ご家族の介護についてのアドバイスもいたします。


● 保健医療・福祉関係者への技術援助

 地域の保健医療・福祉関係者の方々を対象に、講習会や研修会を実施しています。


● 関係機関との調整

 介護サービスの利用や施設への入所などについて、ご案内いたします。


● 関認知症疾患医療センターのしくみ

 認知症疾患医療センターのしくみについて、詳しくは下記からPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。

認知症疾患医療センターのしくみ(2.58MB)


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