認知症高齢者のケアを行う際に、転倒を予防する、点滴を抜かれないようにするという理由で、やむを得ず患者さんの手足を抑制することが、かつては多くの病院で行われていました。
しかし、抑制することにより得られるメリットよりも、デメリットの方がはるかに大きいと指摘されています。
抑制することにより、たとえば全身の筋力が低下し、褥瘡(床ずれ)ができやすくなります。また、認知症の進行を早めたり、興奮や暴力行為などを引き起こすことにも繋がります。
当院では車いすにベルトはつけていません。点滴や尿道カテーテルを抜かれないようにするための抑制帯なども使用していません。
研修会やケースカンファレンスを繰り返し、抑制最小化に向けての取り組みを進め続けています。